ラベル 1308 随筆 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 1308 随筆 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年5月13日月曜日

科学的とはどういう意味か



科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)

「すべてがFになる」等のいわゆる理系ミステリで有名な森博嗣のエッセイ。

科学万能の時代である現代において科学を忌避し、「科学的な」話に耳を借そうとせずにひたすら単純化された情報を求める輩がいる。
こういった思考停止状態はどこからくるのか、そもそも「科学的」とはどういう概念なのかを説明する一冊。

科学に対する嫌悪というより”自分にはどうせわからない”というあきらめは、そもそもが思考停止から来ているので、自己の意識改革でなんとかするしかないんだけど、そういう態度がまかり通るのには、集団の空気を読んで周囲と同調したいという心理が働いている面があるという。
周りに合わせて自分の感情を殺していると、だんだんと自分で考える事をしなくなるというわけだ。

「科学的」ということを一言で言うと「みんなで築きあげていく」という事だそうだ。
みんなで公平に情報を吟味していくには、意味のブレの少ない数式を使う事になるのは当たり前。
世界の英知を集めて、皆が納得いく結論を得られるまで確定を避けるという意外と謙虚な業界だったみたいです。
昨年7月頃、「ヒッグス粒子発見か?」と言う報道がなされ、量子論の話題で盛り上がりましたが、結局発見された粒子がヒッグス粒子なのかはどうかは、今も情報を収集しているんだそうです。
実に慎重です。

最近では津波の高さ規定云々や放射線量の規制云々といった命に関わる”数字”の話が多く出ています。
数字の意味や定義を理解して、与えられた情報から最適解をはじき出すことの積み重ねが、大きな危険を回避する鍵になるんだそうです(実際命に関わるのか否かも含めて)。

2013年2月28日木曜日

学問のすすめ 現代語訳



学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)


一万円札の肖像でおなじみの福沢先生の歴史的名著の現代語訳版。
オリジナル版は明治時代の出版当時としては、庶民にも読みやすい文体で書かれていたそうなので、現代人が読みやすいように訳してくれるのはありがたいと思う。

2013年1月16日水曜日

会社人生で必要な知識はすべてマグロ船で学んだ


会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)

マグロの冷蔵保管技術を研究していた筆者の元に突然「マグロ船にのれ!」という辞令が。
一度出港すると数ヶ月間は帰港できない閉鎖空間で、気さくな乗組員との交流を通じて、ネガティブだった筆者が色々と学んでゆく、自己啓発本。

2011年10月31日月曜日

寝ても覚めても本の虫



5月に亡くなった、アタック25の司会で有名な児玉清さんの書評エッセイ。
児玉さんのイメージからすると、純文学とか哲学等の書評かな、と思って読み始めました。
意外にも紹介されている作品が欧米のエンターテイメント小説ばっかりで驚きました!
しかも、本の紹介から飛び出して、児玉さんの思い出や関連作品のお話でなかなかカラフルな書き味。
自分はこのジャンルだと「ダビンチ・コード」しか読んだ覚えが無くって、知っている作品は”マディソン郡の橋”と”羊達の沈黙”ぐらいなのですが、とても楽しく読めました。

翻訳版が出るのが待ちきれずに原著を読み漁るという児玉さんが言うには、
洋書は何冊も読んでいると、いつの間にか直感のようなものが研ぎ澄まされて、単語が分からなくても何となく読めるようになるそうです。
そこは先日紹介した「ビッグファットキャットの~」の話と一致していますね。
やっぱり読むしかないんだなぁ。
がんばろう。