三国志 (2) (吉川英治歴史時代文庫 34)
三国志(3)(吉川英治歴史時代文庫 35)
2巻は呂布絶頂篇、3巻は劉備と曹操が対立を深めて三国時代に突入する序章といった所ですかね。
勝ったり負けたり、取ったり取られたり。各雄迷ったり間違ったりとなかなか人間味に溢れてておもしろい。
負けるなら負けるで明確にフラグを立てて負けるあたりは、漢民族の理路整然としたのを好む所でかなと思った。
次巻ついに孔明登場!
(5/27,6/3読了)
神明はただ平素の鍛錬につとめ、戦わずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者よりただちにこれをうばふ。古人曰く、勝って兜の緒をしめよ、と。勝って兜の緒をしめよ。
戦争は相手のある動的なものであり、極端に言えば味方の欠陥と敵の欠陥の突合せでこねあがってゆくものである (後略)
特定の政治、思想、信条を極端に賛美しないという意図で建設されている。との事で、本文でも
後世の人が幻想して、侵さず侵されず人類の平和のみを国是とする国こそ当時のあるべき姿とし、その幻想国家の架空の基準を当時の国家と国際社会に割り込ませて国家のありかたの正邪を決めると言うのは、歴史は粘土細工の粘土にすぎなくなるという語りがありました。
「(前略)得た知識を、それを貯えるというより不要なものを洗い流し、必要なものだけを貯えるという作用を持ち、事あればそれが自然にでてくるというような(以下略)」
「自分で自分なりの原理原則をうちたてることです。自分で立てた原理原則のみが応用のきくものであり(以下略)」