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2013年7月23日火曜日

三国志 (2)(3)


三国志 (2) (吉川英治歴史時代文庫 34)

三国志(3)(吉川英治歴史時代文庫 35)
2巻は呂布絶頂篇、3巻は劉備と曹操が対立を深めて三国時代に突入する序章といった所ですかね。
勝ったり負けたり、取ったり取られたり。各雄迷ったり間違ったりとなかなか人間味に溢れてておもしろい。
負けるなら負けるで明確にフラグを立てて負けるあたりは、漢民族の理路整然としたのを好む所でかなと思った。

次巻ついに孔明登場!

(5/27,6/3読了)

2013年3月29日金曜日

三国志 (1)


三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

説明不要の歴史的名作!
なんですが、読む度に途中で挫折しておりまして。
今回で第一巻は3回目ぐらいの読みなのです。
前回は赤壁まで行かなかったので、今度こそ読みきりたいと思う所です。

1巻は都が長安に移って、董卓討伐隊が解散した所まで。
次巻以降はしばらく呂布の無双が続いたような気がする。
忘れる前に読み進めましょう・・・

2013年3月28日木曜日

ロシアについて


ロシアについて―北方の原形 (文春文庫)

「坂の上の雲」の司馬遼太郎が語るロシア,シベリア,モンゴルの歴史。

高校の世界史でもロシアが取り上げられるのは17世紀のネルチンスク条約以降か、
中国史としてのモンゴルあたりからで、正直日露戦争までロシアが認識される事がなかったような。
実際、騎馬民族の活動のため、国家形成が遅くなったようですし。

ともかく、周囲を海に囲まれた日本と違い、異民族の活動に翻弄されつつ国家と言うものを形成するに至った過程が興味深かった。
今も昔も世界の動静に目を向けて適切に情報を入手するのがやっぱり大事なんだなと思った。

2013年1月22日火曜日

のぼうの城



のぼうの城 (小学館)

昨年観た映画「のぼうの城」の原作読みました。
戦国の世を生きる男達の生き様を描いた”青春小説”。
歴史モノと捉えると、登場人物の口調が今風だったり、含蓄ある人生訓が載っているわけでもなかったりして、少し物足りない感じがしますが、そこはそこ。
強大な力に圧迫されつつも、兵(つわもの)としての生を謳歌する漢の姿にシビレました。
ゆえに、「のぼうの城」は歴史小説ではなく、青春小説なんだよっ!と言っておきたい!
ただしツワモノどもの大半はアラフォーだったりするんですが。

映画は、原作をいい感じにまとめた後、所々を膨らませている感じで、なかなか神脚本だったんだなとわかりました。
公開終わる前にもう一回観にいきたいですね。

2012年12月30日日曜日

坂の上の雲 (6)・(7)・(8) 完

  

坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)
坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)
坂の上の雲〈8〉 (文春文庫)

小説日露戦争。
読み終わりました!

第六巻は奉天会戦前の黒溝台会戦、バルチック艦隊、及び明石元二郎大佐の革命支援活動について。
第七巻は奉天会戦。
第八巻はいよいよ日本海海戦です!

これにて日露戦争の全貌を読みきったことになるのですが、想像以上に苦しい戦闘だったんだなぁと。
完全勝利と言われている日本海海戦も一歩間違うと全滅の危険があったわけだし、判断ミスからバルチック艦隊を見失いそうになったりと、正に薄氷を踏む闘いだったわけです。
陸軍の闘いも殆ど、”攻撃に耐え切った”為結果的に勝利したわけですし。
世の中意外と知られていないことばっかりですねー。
当時の日本人にしても、勝った負けたの要因分析をロクにしないまま、ずっと戦勝ムードで20年過ごしてしまって、後に太平洋戦争敗戦による帝国軍の消滅に至るわけです。

「連合艦隊解散ノ辞」の最後の一説はこうなっています。
神明はただ平素の鍛錬につとめ、戦わずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者よりただちにこれをうばふ。古人曰く、勝って兜の緒をしめよ、と。
勝って兜の緒をしめよ。
実に意味深長。


当初、戦争活劇を読みたかったのが、気がついたら何かとんでもない物を読んでいました。
何年かしたらまた読みたいです。



坂の上の雲 一覧
第一巻
第二巻
第三巻
第四巻
第五巻

2012年10月26日金曜日

地図とあらすじでわかる!古事記と日本の神々



図説 地図とあらすじでわかる! 古事記と日本の神々 (Amazon)

地図とあらすじでわかるシリーズ。
古事記神話のあらすじを追うと共に、世界の神話との関連性を指摘していきます。

日本史の常識的に考えて、神話も大陸からの影響が大きいのかと考えましたが、意外な事に、ポリネシアや東南アジアなど環太平洋地域の神話と類似性が多いんだそうです。

自分は古事記と言うと、海彦山彦とか因幡の白兎、スサノオのヤマタノオロチ退治といったエピソードを絵本で読んだのが始めかと思うんですが、今の子はどうなんですかね。

2012年7月10日火曜日

坂の上の雲 (5)



坂の上の雲〈5〉 (Amazon)
小説・日露戦争。
ついに旅順が陥落。
次なる舞台は奉天とアフリカ沿岸。
好古お兄ちゃん、もとい日本騎兵団とバルチック艦隊の出番です。

戦争は相手のある動的なものであり、極端に言えば味方の欠陥と敵の欠陥の突合せでこねあがってゆくものである (後略)

ロシア軍は官僚的な仕官ばかりで様々な機能不全を起こしていて、そこを突いて日本がかろうじて勝利を収めたわけですが、
日本軍も陸海問わずある程度の機能不全というか怠慢みたいな所があったというのが意外でした。
これも日本海海戦の圧勝ばかりがクローズアップされている弊害でしょうか。

残す所、ヤマ場は奉天会戦と日本海海戦となってきました。
ザクザク読んでいきたいです。

2012年7月7日土曜日

地図とあらすじでわかる!明治と日本人



図説 地図とあらすじでわかる!明治と日本人 (Amazon)

以前紹介した地図とあらすじでわかる 万葉集の姉妹本。
1867年の大政奉還から1911年の不平等条約の改正、1912年の明治天皇崩御までが図入りで詳しく解説されています。
が、坂の上の雲読んでいる段で見ると、キレイにまとまりすぎて肩透かしを食らってしまいました。
この本は「坂の上の雲」とか「翔ぶが如く」とか読む前の予備知識として目を通しておくのもよいかもです。

明治以降になると、日本史に朝鮮や中国がらみの話が多くなりまして、右だの左だのが難しくなるところですが、本書はきちんと中道を行く感じでした。
征韓論に台湾出兵、韓国併合といった国際問題を客観的かつ公平に書かれていたのが印象的でした。

「地図とあらすじでわかる!」シリーズは確かに分かりやすくてよいですね。
他にも聖書やら風土記やら邪馬台国があるみたいなので、読んでみたいです。

2012年6月18日月曜日

【図説】地図とあらすじでわかる!万葉集


図説 地図とあらすじでわかる!万葉集 (Amazon)

日本で現存する最古の歌集「万葉集」を、歌の舞台となった地の地図や図表でわかりやすく解説した一冊。

「地図とあらすじでわかる!」シリーズの古事記が人気だそうで、図書館で探してみたのですが、貸し出し中でした。
そんなわけで代わりに手に取ったのがこちら、万葉集です。


自分は学生の時分古典文学は苦手だったのですが、豊富な写真や地図と共に代表的な歌や歌人を説明してくれて、分かりやすかったです。
もちろん掲載した全歌に現代語訳付。

万葉集の歌は古今和歌集とか百人一首の歌のように、掛詞があんまりトリッキーじゃないのでまだ読める感じですね。
素朴な感じがいいと思います。

ちなみに、井沢元彦さんの「逆説の日本史」奈良時代編でも万葉集が解説されているんですが、ちょっと普通じゃない視点で面白いですよ。
近いうちに再読しょうと思います。

2012年6月9日土曜日

坂の上の雲 (4)


坂の上の雲〈4〉 (Amazon)

激化する日露戦争第四巻!
旅順が不憫で読んでて辛い!!

日本海海戦の勝利が鮮やか過ぎて旅順の血の海や満州での死闘に言及される事ってあんまり無いですよね。
やっぱり教科書の知識だけで歴史わかった気になってちゃダメだわ。

坂の上の雲に限った事ではないのですが、通史というか色んな時代を比較しているのは面白いですね。
今回は旧日本軍と織田信長の比較が出てきました。
日露時の勝ちパターンに囚われて敗北した旧日本軍に対し織田信長は桶狭間にて奇襲攻撃で成功を収めたにも関わらず、その後は正攻法で勝ってきた所が偉大だった、とありました。
なるほど。

まぁ203高地が落ちてからも長いので次巻あたりで旅順が終わると信じて読み進めますかね・・・。

関連
坂の上の雲 ① (司馬 遼太郎 2012/03/14)
坂の上の雲 ② (司馬 遼太郎 2012/04/27)
坂の上の雲 ③ (司馬遼太郎 2012/05/03)

2012年5月3日木曜日

坂の上の雲 (3)


坂の上の雲〈3〉 (Amazon)

司馬遼太郎が描く日露戦争巨編の第三巻。

今回は旅順要塞攻撃前ぐらいまで。
正岡子規が死んで、日露戦争が開戦して、広瀬さんが戦死します。
これで3/8を消化した計算になるんですが、ドラマで言うと第三部に入った所。
つまり、この後延々とあの旅順攻撃が描かれるんですかね。
うわー鬱だ。


Wikipediaの坂の上の雲の項によると、松山にある”坂の上の雲ミュージアム”を作る際、
特定の政治、思想、信条を極端に賛美しないという意図で建設されている。
との事で、本文でも

後世の人が幻想して、侵さず侵されず人類の平和のみを国是とする国こそ当時のあるべき姿とし、その幻想国家の架空の基準を当時の国家と国際社会に割り込ませて国家のありかたの正邪を決めると言うのは、歴史は粘土細工の粘土にすぎなくなる
 という語りがありました。
偏向しないで物事を見つめるのは難しいですが、史観ありきの歴史は何ですよね。

まぁ左翼の悪口はこれぐらいにしてGWに読もうと思って積み上げた本があんまり消化できてないので、ガリガリ読もうと思います。


関連
坂の上の雲 ①
坂の上の雲 ②

2012年4月27日金曜日

坂の上の雲 (2)


坂の上の雲〈2〉 (Amazon)

愛媛は松山出身の軍人・秋山兄弟と、俳人・正岡子規を通じて司馬遼太郎が描く日露戦争物語の第二巻。
日清戦争勃発から真之の渡米、日露戦争開戦前まで。
ドラマ版で言うと第一部の終わりぐらいまでですね。

真之が連合艦隊の作戦参謀になる前の勉強期にあたるわけですが、”秋山式勉強法”というのがなかなかスゴイです。

「(前略)得た知識を、それを貯えるというより不要なものを洗い流し、必要なものだけを貯えるという作用を持ち、事あればそれが自然にでてくるというような(以下略)」

「自分で自分なりの原理原則をうちたてることです。自分で立てた原理原則のみが応用のきくものであり(以下略)」

今で言う多読にあたるんでしょうか。
自分はどうしても一冊を読み込んでしまって、多読ができないタイプなのですが。

何にしても、肝心なのは”自分の原理原則をうちたてる”という点にあると思います。
原理原則をうちたてるには、まずは自分を知る事が大事なのかなぁ、とおもいます。
なんとなく。

やっぱり坂雲はおもしろいですね。
サクサク読みたいです。 

関連:坂の上の雲 ①

2012年4月2日月曜日

日本辺境論



日本辺境論 (新潮新書)


日本は"中華圏"から見て辺境であり、日本人は今でも「なんとなく自分達は世界水準より劣っている」と感じる民族であると言う"日本の辺境性"を解説した一冊。  

作者曰く、日本人が辺境人であると言う日本文化論は特に新しい話ではないそうです。
本書はその焼き直しにすぎないらしいのですが、武道家の視点で、弟子入りといった日本古来の教育論や、主観的な時間の流れをコントロールするという"機"の概念等、独特な話が面白いです。  

努力と報酬の相関を否定する考え方(修行の一環でトイレ掃除とか) なんかは、スティーブ・ジョブスの点と線を結ぶ勉強の話に通じる所があると思いました


スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

そう言えばジョブスは東洋思想に傾倒している面もあったとか聞きましたね。
でもジョブスはインドか。
インドは辺境ではないな…  

自分の場合、ギターを習って長いのですが、イマイチぱっと開花しないのは、先生から何でも取り入れてやろう!という意気込みが無かったのが原因じゃないかと思いました…
がんばろう。 

2012年3月14日水曜日

坂の上の雲 ①



坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)

昨年までNHKで放映されていたスペシャルドラマ、もとい”スーパー大河ドラマ”の原作です。
第一巻は秋山兄弟の父、久敬が亡くなるあたりまで。ドラマで言うと第三話の途中ですね。
「短気は損気、急がば回れ」の下りはドラマのオリジナルだったのかぁ。

明治人の気質というか、「目指すなら日本一」とか、あらゆる分野において基礎の建設と運用を一名に任せてしまうとか、明快でポジティブな生き様に憧れます。
今は・・・まぁ時代が違いますけど、自分もイキイキとした人生をおくりたいなぁ。

全8巻と長丁場ですが、さっさと読みたいです。

2011年11月22日火曜日

もっと知りたい歌川国芳





もっと知りたい歌川国芳―生涯と作品 (Amazon)



先日読んだ「浮世絵の歴史」で歌川国芳という絵師の作品が気に入ったので、画集?解説書を図書館で借りてきました。

国芳は主に武者絵で有名なんだそうですが、西洋画の影響を受けた風景画から擬人化した動物の戯画まで幅広くこなす実力派!
タヌキが雨の中走ってる所なんかもうなんとも言えない。
だって傘代わりに自分の玉袋を伸ばして頭を覆ってるんだし!
魚類が着流しを着て刀振り回してる所はある意味クトゥルフ神話を彷彿とさせる!

文政10年頃に水滸伝が江戸で流行した際、豪傑の浮世絵を描いてブレイクしたそうです。
自分もそのうち水滸伝読んでみようかと思いました。

2011年11月2日水曜日

日本の10大新宗教



いわゆる”新宗教”とか”新興宗教”のうち、10を選んで紹介?する一冊。

2000年だったか、自分が高1の時”フィールドワーク”という課外授業(?)で大阪に行った際、霊感商法で事件になっていた”法の華”の巨大なネオン看板が掲げられていてビックリした覚えがあります。
その日の夜、友人たちの前で「最高ですかぁぁぁ!?」とやって失笑を買ったのもいい思い出です。

自分は小学校の頃、地下鉄サリン事件等のオウム真理教関係の報道を見て育った世代なので、いわゆる新宗教、新興宗教の類にはかなり悪いイメージを持っています。
なので、なるべく触れないようにしてきたため、新宗教については2chでスレッドを眺たぐらいの知識しかったので、なかなか興味深い本でした。

内容としては、カルトや献金問題といった側面ではなく、各教団の成り立ちや成長の過程、その当時の社会の様子を分析しています。
明治維新や戦後の社会的混乱期に新宗教が興隆し、時代の変化によって衰退していく流れがよくわかりました。

カルトを扱わない事で、紹介する教団が仏教系と神道系に限定されてしまっているのが残念ですが偏りなく書かれているので、自分のように新興宗教=オウムというアタマの人にオススメです。