2012年4月2日月曜日

日本辺境論



日本辺境論 (新潮新書)


日本は"中華圏"から見て辺境であり、日本人は今でも「なんとなく自分達は世界水準より劣っている」と感じる民族であると言う"日本の辺境性"を解説した一冊。  

作者曰く、日本人が辺境人であると言う日本文化論は特に新しい話ではないそうです。
本書はその焼き直しにすぎないらしいのですが、武道家の視点で、弟子入りといった日本古来の教育論や、主観的な時間の流れをコントロールするという"機"の概念等、独特な話が面白いです。  

努力と報酬の相関を否定する考え方(修行の一環でトイレ掃除とか) なんかは、スティーブ・ジョブスの点と線を結ぶ勉強の話に通じる所があると思いました


スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

そう言えばジョブスは東洋思想に傾倒している面もあったとか聞きましたね。
でもジョブスはインドか。
インドは辺境ではないな…  

自分の場合、ギターを習って長いのですが、イマイチぱっと開花しないのは、先生から何でも取り入れてやろう!という意気込みが無かったのが原因じゃないかと思いました…
がんばろう。 

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